用語集
ERP
ERPとは、Enterprise Resource Planningの頭文字を合わせたもので、企業の持つ人材や資金、設備や情報といった様々な経営資源を有効活用するために統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法や概念、または、そのために導入・利用される業務横断型のソフトウェアパッケージのことです。
日本語では「統合基幹業務システム」や「統合業務パッケージ」、「企業資源計画」などと呼ばれています。
生産、物流、販売、人事、会計といった企業を構成する様々な部門の資源を一括管理することで、部門ごとのシステムの違いによって発生する無駄を省くことができ、部門間での瞬時の情報共有や密な連携によって、より円滑な業務が可能になります。
お役立ち情報
商業用のERPソフトウェアとしては、ドイツSAP社やアメリカのオラクル社のソフトウェアが市場を席巻しており、企業における普及率は日本で約40%、欧米では約70%と言われています。
従来の業務用ソフトウェアは個々の企業が独自に制作していましたが、ERPパッケージは汎用的なソフトウェアをクライアントサーバ型のシステムで運用することから、低コストでシステム構築が可能なため、多くの企業が基幹系システムとして導入しているのです。