用語集
冗長化
冗長化とは主に企業のコンピュータシステムなど、停止することが許されないものを守るために同じシステムを複数用意し、片方が故障した際にすぐさま予備のシステムに切り替えることで運用を継続させていく仕組みのことです。
また、故障に限らずサーバーなどでは処理がパンクしそうな際に予備のシステムも平行して動作させておくものもあります。
冗長化には膨大なコストがかかるため、扱うデータや業務内容にも寄りますが、システムによっては二重三重の設置を施したり、災害が起こる場合に備えて離れた土地に同じシステムを分散させて設置したりと大規模なものも存在します。
特に現在多数存在するクラウドストレージなど、データを守るために多重の冗長化を売りにしているサービスもあります。
お役立ち情報
冗長化は企業などの大規模なシステムの話で一般には縁がないと思いがちですが、実は十分検討する価値のあるものです。
たとえばPCのハードディスクドライブ。PCの部品の中ではかなり寿命が短いものです。この中にあるデータを定期的に外部のメモリにバックアップすることも冗長化の一種といえます。
そのためにスケジューラーつきバックアップソフトを使用したり、普段から複数のハードディスクドライブに常に同じデータを保存するRAIDシステムの構築といったものも個人レベルで十分用意できます。