用語集

プロダクトコーン

プロダクトコーン論理は、商品や企業の性質を認識し次にとるべき手法を考えるためのものです。プロダクトコーン論理では、商品や企業は３つの要素からなり、下から規格、ベネフィット、エッセンスの３つの考え方を円錐形（コーン）に見立てて積み上げたものです。
「規格」は商品やサービスを提供するための定義とも呼べるもので、例えば食品であればその容量や生産するための材料などを決めることです。市場の消費力が旺盛であれば規格通りに生産すれば物を売ることが可能となります。一方で魅力的な商品とするのが「ベネフィット」で、消費者が求めるニーズや生活者が得をするといったものになります。また「エッセンス」はそれらに付け加えたブランド力などを指しています。

お役立ち情報

プロダクトコーン理論を理解することによって、自社が提供している商品やサービスの新たな開発が可能になります。
特に規格、ベネフィット、エッセンスはその時代によって次々と変化していきます。消費力が旺盛な状況であれば規格に優れた商品やサービスが有利ですが、その中で抜け出すのは消費者が得をするベネフィットの優れたものになります。
さらにベネフィットが一般的になると最終的にはエッセンスがその商品やサービスが選ばれるようになります。