用語集
アウトソーシング
アウトソーシングという言葉は、かなりポピュラーになってきましたが、馴染み度からするといまいちというところもあるでしょう。
企業内で処理が難しい作業や、専門的な業務などを外部の企業や個人に対して委託することによって、社内の業務をより効率化するといった意味合いも含まれています。
自社で処理しきれないときにアウトソーシングをすることは当たり前ですが、自社で可能な業務についてもアウトソーシングするという流れも現代の経営においてはおこってきています。
お金の関係や、人の関係もあるので、一概にいい悪いを決めることは難しく、それそれの経営事情を勘案して選択するのが現実的です。
お役立ち情報
なんでもアウトソーシングすればいいというわけにいかないのが、この問題の難しいところです。
対象となる業務は、ある程度専門家集団に任せる方が、効率的ということはできますが、それだけで事は済まないからです。
労力が余っているとき、その労力を切り捨てることができるのであれば、切り捨てて専門家集団に頼べばいいのですが、切り捨てられなければ、その労力を効率的でなくても使わなければならないからです。
業務をアウトソーシングすることによって、社内のリソースの活用が可能になるというのは利点ですが、なんでも外部に依頼すればいいというわけではないのが難しいところです。
対象となる業務はある程度専門的な知識を持ち合わせた方に任せるということは、業務の効率化には繋がりますが、決して利点だけではありません。
アウトソーシングしてしまうと、社内の人材には知識や実力、経験値といったものが蓄積されていかないというのは一つのマイナス点ともいえるでしょう。