用語集

カニバライゼーション

カニバライゼーションとは自社の商品同士で競合することによって、自社の商品を侵食してしまう現象をいいます。
カニバライゼーションはもともと、人食いや共食いという意味があり、自社の商品を自社の他の商品が共食いするという意味合いからそう呼ばれるようになりました。
カニバライゼーションの問題点としては、新商品を導入することで、既存の商品の売り上げが減少し、新商品の売り上げと相殺され、総合的な売上が変わらないため、新商品導入による費用の分だけ損失を出してしまうケースです。
対策としては、新商品を導入する場合に、既存の商品との差別化を明確にしておくこと、もしくは異なるターゲットを狙うようなマーケティングが必要になります。

お役立ち情報

カテゴリーキラーは既存店からすれば歓迎できない存在ですが、これから新規に事業参入をするという場合において言えばこの考え方は非常に重要になります。
特定の商品、例えば衣料品、食料品、家電製品などそれぞれのジャンルに注力して販売する専門店としての在り方は決して珍しいものではありませんが、その規模が大きいということはそれだけで魅力になり得ます。
既存店がその地域のシェアを半ば独占していたとしても自社がカテゴリーキラーとなって既存店のシェアを奪える可能性もあるわけですから、マーケティングにおいてはこの地位を狙うか、それともこの地位にあたる業者の参入を防ぐかの考え方がことさら重要になるのです。