用語集

ナショナルブランド

ナショナルブランドとは、メーカーが自らの商品につける商標のことで、プライベートブランドの反対語として用いられています。
販売する側の小売業者が、自社ブランドの名前がついた商品をメーカーに作ってもらい、自社のオリジナル商品として販売するプライベートブランドとは違い、製造する側のメーカーが自社ブランドの名前を使い、自社製品として販売している商品のことを指す言葉です。
テレビのCMなどの大々的な宣伝で多くの消費者に認知されいるため、商品名が固有名詞化しており、全国どこでも購入することができることなどから、国民的（ナショナル）ブランドと呼ばれています。
どの企業が生産したかはっきり分かるため、消費者が安心して購入することができるというメリットがあります。

お役立ち情報

信頼できる企業が生産したナショナルブランドの商品は、似たような他社の商品より多少高価でも消費者に選んでもらえるため、強い販売競争力を持っていると考えることができます。
しかし、全国どこでも購入できるため商品の差別性がなく、よりたくさん売るためには販売する小売業者が価格を下げざるを得ません。
そこで、最近は各メーカーのナショナルブランド商品を、小売業者のブランド名に置き換えただけのプライベートブランド商品も増えてきています。
プライベートブランドにすることでメーカーからの仕入れ価格を低くすることができ、小売業者の利益を増やすことができるからです。