用語集

マージンミックス

マージンミックスは、商品などを販売する中で用いられる手法で粗利益率の高低を併せ組み合わせて販売を行なうことです。
粗利益率は売上げに占める利益の割合のことを言いますが、当然、一つ一つの商品には原価率も違うため、粗利益の発生も違ってくることとなります。マージンミックスによる抱き合わせの販売を行なえば、販売を全体として捉えることが出来るメリットがあります。
つまり粗利益が低い商品やマイナスの商品があっても売上げの全体を見れば採算も合い、しかも売上げが上がる仕組みとなります。マージンミックスでは、粗利益率が高い商品ばかりを販売すると消費者が商品を買おうとする意志を阻害する原因を抑制し、バランスを持たせる販売となるため、注目されたマーケティングの方法となります。
これにより一定の客単価の確保が出来るメリットもあります。

お役立ち情報

マージンミックスは、100円均一のショップやハンバーガーチェーンなどで用いられている手法の一つです。商品ごとの原価率を考慮しなくとも、全体の売上に対しての粗利益が上がるように出来る面があります。
例えばハンバーガーチェーンでは、粗利益率が低いハンバーガー本体に粗利益率の高いポテトや飲み物を付加することで、全体で粗利益が上がるようにしています。
マージンミックスでは全体の売上げに占める粗利益を見るので、価格設定でも商品一つ一つの原価率自体を価格に反映しなくても済む魅力があります。