用語集

参入障壁

参入障壁とは、ある会社が市場に参入しようとする上でそれを阻むための障壁のことを言います。
この障壁には高低が存在し、高くなれば参入しにくく、低ければ参入しやすい特徴があります。その参入障壁の種類としては幾つか存在し、制度的な障壁、法的な障壁、コスト優位性の障壁、ブランド化による障壁、資本調達などにおける障壁などです。障壁があればあるほど既存企業が競合相手がいないことで保護される反面、新規企業の創設の分野で経済の活性化などを阻害する要因にもなります。
また障壁を越える為に、新規参入企業が莫大な費用の負担をする必要があったりすることも多く、それがそのまま障壁になるパターンが多いです。比較的にIT分野では、その障壁の壁が低いことが知られています。

お役立ち情報

近年の参入障壁の実例については、インターネットでの医薬品販売の解禁です。
本来、医薬品の販売は調剤薬局などでの対面販売によるとされてきたのですが、それがインターネットで自由に販売できるようにするということです。
インターネットなどECサイトでは参入したい分野でありますが、それを妨げる業界の圧力や慣習、法制度なども存在して参入障壁がある言われています。議論も盛んに行われていますが、徐々に障壁を低くなる方向に向かっているのは間違いありません。