用語集
I/O負荷
I/O負荷とはI(インプット)とO(アウトプット)の負荷を指すものです。
特定の機器に対して使用される用語ではなく、例えばネットワークのトラフィック量であればネットワークのI/O負荷、データベースへのアクセス量であればデータベースへのI/O負荷と呼ばれます。
しかし、開発現場では単純にまとめて負荷と呼ばれることも少なくありません。
よくあるケースではテレビで美味しいレストランが紹介されると、その直後にレストランのホームページに一時的に繋がらなくなったり、表示が遅くなることがあります。
これはテレビを観た視聴者が一斉にホームページへアクセスし、ネットワークの負荷、あるいはサーバーの負荷が限界に達してしまったことによって起こります。
このようなケースは例外ですが、多くのシステム開発では意図的に大きな負荷をかける試験も行い、なるべく余裕を持った状態で稼動できるようにチェックを行っています。
お役立ち情報
企業のシステムに限った話ではなく、個人のPC内にも様々な部分にI/O負荷が存在します。
例えばPCを使用しているときに、ハードディスクドライブのアクセスランプが光りっぱなしになってカリカリと音を立てながらしばらくPCの動作が重くなったりしたことがありませんか。
これは複数のアプリケーションが同時にハードディスクドライブへの読み書きを行おうとしたための負荷で発生しています。
解決策として有力なのはハードディスクドライブをSSD(ソリッドステートドライブ)へ換装することです。SSDは高額なのが弱点ですが、モーターやヘッドなどの機械駆動部分が無いためハードディスクドライブよりも静かで非常に高速です。